2026/09/18 19:18

最初に好きになったブランドを覚えているだろうか。
あるいは、初めて「この服、格好いい」と思った瞬間。
思い返してみると、
服屋で服だけを見て好きになったわけではなかった人も多いと思う。
音楽からだった。
好きなバンドが着ていたTシャツ。
CDジャケットの服装。
MVの中で履いていたスニーカー。
雑誌のインタビュー写真。
最初は音楽が好きだった。
でも、その人たちが何を着ているのかが気になり始めた。
そこからブランドを知る。
同じような格好をしてみる。
服の入口は、音楽だった。
スケートからだった人もいる。
スケートビデオに映る、太いパンツ。
使い込まれたスニーカー。
大きめのTシャツ。
キャップ。
綺麗な服ではない。
でも格好良かった。
滑るための格好が、その人自身のスタイルになっていた。
古着屋から始まった人もいる。
今のように、検索すればすぐ答えが出る時代ではなかった。
何の服なのか分からない。
どこのブランドかも知らない。
ただ、
「これ、なんか格好いい。」
それだけで買った服があった。
後から調べて、その背景を知る。
軍物だった。
ワークウェアだった。
昔の企業物だった。
知らなかった世界が、服一枚から広がっていった。
だから、服には記憶が残る。
昔買った服を見ると、
その服自体より先に、
聴いていた曲や、
遊んでいた場所や、
一緒にいた人を思い出すことがある。
ファッションは不思議だ。
ただの布なのに、記憶を連れてくる。
だから大人になっても、完全には離れられないのかもしれない。
SEAPORTも、服だけのブランドにはしたくない。
格好いいTシャツを作ること。
もちろん、それは大事だ。
でも、それだけでは足りないと思っている。
音楽。
街。
昔好きだったもの。
今も好きなもの。
敦賀という場所。
そういうもの全部が混ざって、SEAPORTになる。
服だけを売るのではなく、
その服を着たときに、
自分が好きだったものを少し思い出せるようなブランドでありたい。
あなたが服を好きになったきっかけも、
もしかすると、
服ではなかったのかもしれない。
CARRY YOUR ROOTS.
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雑誌、CD、古着屋。インターネット以前にカルチャーを探していた
音楽から服へ。雑誌からブランドへ。
昔の「カルチャーの探し方」を振り返ります。
好きだった服には、当時の記憶まで残っている。
SEAPORTの原点につながる話です。
