2026/09/18 19:16

オーバーサイズが難しい。

そう感じ始めるのは、服が似合わなくなったからではないと思う。

20代の頃と同じ感覚でサイズを選んでも、見え方が変わってきただけだ。

特にTシャツ。

身体のラインを隠そうとして、いつもより大きなサイズを選ぶ。

ところが鏡を見ると、

「なんか違う。」

ということがある。

大きい服と、余裕のある服は違う。

40代のオーバーサイズで一番気をつけたいのはここだと思う。

サイズを上げれば、当然すべてが大きくなる。

肩が落ちる。

身幅が広くなる。

袖が長くなる。

そして着丈も長くなる。

身体は隠れる。

でも、服に着られて見えることもある。

だから見るべきなのは、サイズ表記そのものではない。

肩、身幅、着丈。

この3つ。

肩は、少し落ちるくらい。

肩線が身体の内側に入りすぎると、窮屈に見えやすい。

反対に大きく落としすぎると、急に若いストリートの雰囲気が強くなる。

大人が自然に着るなら、

「少し落ちている」

くらいが使いやすい。

身幅には余裕を。

40代になると、Tシャツが腹や胸のラインを拾うのが気になることがある。

ここは無理に細く見せる必要はない。

身体と生地の間に、少し空間を作る。

立っているときにピタッと張りつかず、歩いたときに生地が自然に動くくらい。

この余裕があるだけで、印象はかなり変わる。

でも、着丈は長くしすぎない。

ここが重要だと思う。

身幅を取ろうとしてサイズを上げ続けると、着丈まで長くなる。

すると上半身が大きな箱のように見えてしまう。

パンツとの境目も曖昧になり、全体が重くなる。

身幅には余裕がある。

でも着丈は必要以上に長くない。

そのバランスを探す。

「若く見せる」のではなく、「今に合わせる」。

40代だからオーバーサイズをやめる必要はない。

ストリートを卒業する必要もない。

変えるべきなのは、自分の好きなものではなく、バランス。

昔より少しだけサイズを丁寧に見る。

それだけでいい。

若作りしない。

でも、急に無難にもならない。

好きだった服を、今の身体と今の生活に合わせて着る。

それが、大人のオーバーサイズだと思う。

服を変えるのではなく、着方をアップデートする。

SEAPORTは、そう考えています。